日本からタイへ荷物を発送!税関から召喚状が来たときの出来事

EMSセンター バンコク生活

タイ在住の悩みの一つに、どうしても日本のものを使いたい!!という時。今回は国際郵便サービスEMSを使用して、日本からタイへ荷物を送りタイで受け取ったことを、出会ったトラブルと共に綴ります。

初めに言っておきますが、いくら住みやすいタイとはいえ、タイ人にとっては日本人はお金持ち、というイメージ。ちょっと油断するとすぐにお金を取ろうとしてきます。皆さんも常に自分はアウェイな環境であるという意識をもって、タイ生活を楽しんでいただけたらなと思います。

今回私が日本から送ったもの

今回送ったものは以下、合計約35kgです。慣れている方にしてみれば「買いすぎじゃん・・・」というご指摘はあると思います汗汗。ただ、コロナ禍で一時帰国が難しい中、あれもこれもと調達した結果がこちらです。

1箱目:食品関係・・・パスタソース・調味料・和菓子など(約20kg)
2箱目:化粧品関係・・・メイク類・シャンプー類・虫よけスプレーなど(約15kg)

他の方のブログでもありますが、極力1箱あたりの金額が少額の方が税関のチェックは通りやすいとは思います。

同時発送した2箱のうち、1箱目は比較的少額だったのが功を奏したのか、ダイレクトで自宅へ配送されました。問題は2箱目、主に化粧品類が中心の箱でした。

税関から召喚状が届く

1箱目到着後の翌日、以下のような召喚状が届きました。

以前、プラカノン郵便局からの召喚状は受領し対応したことがありましたが、今回は税関から。中身が化粧品中心かつ高額だったこともあり、心配していたのですが予想通りでした。

内容としては、EMSセンターまで荷物を取りに来てください、という趣旨。バンコク中心部から少し距離があること、平日は仕事もありなかなか取りに行けないこと、初めてのケースだったのでトラブルが心配だったことから、アパートの受付に相談しました。そこから、とある物流仲介会社を紹介されましたが、この仲介会社を使ったことが事の発端でした・・・

バンコクのEMSセンターはこちら

住所:111 ถนน แจ้งวัฒนะ 5 แขวง ตลาดบางเขน เขต หลักสี่ กรุงเทพมหานคร 10210

①紹介された物流仲介業者へ連絡

何も知らない私は、某物流会社へメール連絡。

先方からは、

・475THBの手数料とパスポートコピーがあれば対応可能
・関税・発送料等は領収書通りに負担してもらう

という条件でした。ほかブログを拝見すると、税関はかなり時間がかかると聞いていたので、税関まで取りに行くタクシー代と時間を考えれば、とりあえず475THBでやってもらおうと思い、手数料を入金しました。

その後、先方に荷物の状況を確認してもらったところ、

・あなたの荷物は税関のFDA(Mission of Thailand Food and Drug Administration)チェックで止まっている
・違反があるためこのままでは輸入できない

ということ。案の定化粧品が引っかかったか・・・とじわじわと焦りが。

②信じられない提案

しかし、ここからが問題。某物流会社からメールで以下提案が来ました。

・コンタクトした税関スタッフは、謝礼があればFDAチェックをスルーしてあげる、と言っている。
・スルーさせるには謝礼7000THB(約25,000円)が必要
・領収書は税関から出ないから、代わりに物流仲介会社の領収書を出すね。

と記載。アメージングタイランド!!!!!

そもそもタイでは公務員への賄賂が横行していることは知っていたものの、メールでここまで直接的に要求してくるかと!!!そもそもこれ本当に税関の人が言ってるの??私の荷物の合計金額はせいぜい5万円程度なんですが!

しかし、FDAで引っかかっているといわれると、確かにこちらも分が悪そう・・・トラブルは避けたい一心。まずは何が問題なのかの確認依頼をしました。

その回答が、

・あなたの荷物には6個以上同製品が含まれている。これはFDAライセンスが無いと輸入できない。

と言ってきた。

はあ???

私の知る限り、タイで輸入した化粧品の個人使用として認められるのは、6個以内(2022年3月時点。後日税関窓口の方にも確認しました)。私が購入してたのは最大6つの虫よけスプレーのみ!!この時点で、先方に対する一切の信用を失いました。

即座にお断りと手数料の返金を要求。返金されてきたのは405THBと地味に70THB溝に捨てる結果に。

正直、本件を断ること自体も、後々恨みを買って嫌がらせなどされないか、、、と心配になりましたが、重要なのはコンプライアンス!グレーは黒と思って、低調にお断りしました。

③結局自分で税関へ

結局夫に休みを取ってもらって、翌日一緒に税関へ。

税関は思った以上に立派できれいで、少し安心しました。

午前10時半頃に到着し、11時半頃には順番が来ました。思ったよりも早かったです。これもコロナの影響でしょうか?

待合席
フードコートもあります
フードコートも完備。このほかにカフェもありました。

④正式チェック~無事通関完了

窓口へ行くと、まずはFDA窓口でチェックを受けてくれ、とのこと。窓口で、内容物の詳細に関するいくつかの質問があり、個数チェック等がありました。

前日の法外対応が頭から離れず、今度は外国人だと思って舐められたくないと思い、終始知っている単語とGoogle翻訳を駆使して無駄にタイ語で話しかけまくり、タイフレンドリーをアピールしました笑。

結果FDAチェックは問題なし。物流会社の言っていたことが本当に謎です。完全になめられてましたね。

最終計算された関税は、(購入金額+物流費)*30%程度。こんなもんが相場なのですかね。もちろん提示された謝礼金額よりは安くなりました。

無事税関から正式な領収書ももらって、荷物全ての受領完了しました。

まとめ

今回は、私たちの実体験を記載しました。タイ国内ではどうしても外国人に対するぼったくりが頻発します。

大事なことは、自分たちが無知な外国人と思われないようにすること。アウェイな環境にいることを念頭に、ある程度知識をもって対応することが大事だと勉強になりました。

参考になれば幸いです^^

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